自分のハリが誇らしいけど大嫌い。そんなハリネズミがある日、家への招待状を出そうと 思い立つ。しかし、手紙を送る勇気が出ない。「招待状を出したら、みんなが一斉に来て しまうのではないか？」「自分のハリが相手を怖がらせるのではないか？」 オランダ人作家トーン・テレヘン作、本屋大賞受賞作『ハリネズミの願い』をダンスと朗 読で映像作品化し、オンラインにて公開。大人のための物語である本作を「孤独」をテー マに再構築。コロナ禍で一人の時間が増えた現代人の思考とのリンクを試みた。空間・音 楽・衣装・動き・カメラワークのトータルプロデュースで、温かくも切ない世界観を描写 した。